回り灯籠

憲法9条を改正して新しい日本を築こう

なぜ欧州諸国は参戦してウクライナを助けないのか。ウクライナを見殺しにするな!

不思議でならないのは、欧州諸国はウクライナに資金援助をしたり、武器を提供したりして支援はするが、直接軍事介入しないことだ。一体なぜだ。ウクライナ単独では、どんなに頑張ったところで首都キエフ陥落は時間の問題だ。奮闘しているウクライナを本当に見殺しにするつもりか。

ウクライナがロシアの支配下に入れば、ロシアの脅威は今より更に強まる。「非軍事化」などと言っているが、ロシア軍は間違いなくウクライナに常駐する。そして、ロシアがいずれヨーロッパ諸国のどこか、一番弱いところを狙って侵攻してくることは火を見るよりも明らかだ。

ウクライナ侵略の成功で味を占めたプーチンは、今回中立国なのにウクライナに支援を提供したフィンランドに狙いを定めてくるかもしれない。直接国境を接するNATO加盟国のバルト三国に牙を剝くかもしれない。

こんなシナリオも考えられる。中国が台湾に侵攻したとき、ロシアがそれと示し合わせて西に向かって軍を動かすというものだ。そうなったら嫌でもヨーロッパ諸国だけでロシアと戦わなければならないだろう。

これから先、ロシアの脅威に怯え続けるよりも、ウクライナ軍が死力を尽くして戦っている今、軍事介入して彼らを応援し、ロシアを撃退して、ロシアの野望を完膚なきまでに潰しておく方がよいのではないか。

いずれ戦わなければならないのなら、今戦うべきだ。アメリカにはアジアとヨーロッパの二正面作戦を行う余裕はない。だとしたら、ヨーロッパが力を合わせて自分たちで何とかするしかない。

イギリスもフランスも戦略核保有国である。ロシアが核を使えば直ちに核攻撃で報復すると宣言すれば、さすがのプーチンも核は使えないはずだ。

軍事的なことはよくわからないが、アメリカが先頭に立たないとヨーロッパ諸国はロシアに太刀打ちできないのだろうか。それならイギリスやフランスは何のために核を持っているんだろう。どうにも納得がいかない。

NATOに入っていなくてもウクライナNATO加盟を切望してきた国だ。加盟国に準じて防衛義務を発動し、全力で助けるべきだと思う。